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今年の夏はずーっと天気が不安定。予定山行を中止して小川山へフリークライミングに行きました。
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お盆の翌週とあって週末の割に空いていたものの、毎日少しずつ雨が降るし、すっきりしない空模様のため、岩場のコンディションはイマイチでした。
初日は、懸案の「ブラックアンドホワイト(5.10b)」の練習。ほぼ徹夜状態だったこともあり、さっぱり登れずじまい。敢て成果を挙げれば、「トムといっしょ」のバリエーション(5.10b)をmonchanもRPしたことくらいでしょうか。 2〜3日目はこれに加え、マルチ用に買った靴のテスト目的で、「春の戻り雪」「ガマルート」を登りました。 |
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kniferidgeが、苦手な下部のトラバース。体重が増えると上段右〜下段中までのムーヴがスムーズにいかなくなる。今回は何度やっても時間がかかって指が消耗し、テンションが入ってしまった(手はカチ)。 |
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核心の手のないスラブ |
トポには『実質一歩の核心』とありますが、左足で微妙なしわ状のフットホールドにスメッジングし(中)次の右足スメアする2歩がkniferidgeには難しく感じます(∵傾斜があるのに、実質ノーハンドで体重移動しなければならない)。 |
徹夜状態だったせいか、はたまた、買ったばかりの復刻版アナサジ・レースアップの感触がいまいちだったためか、さっぱり登れず。monchanは新しいモカシム・オンサイトでも登れていたから、靴のせいにはできないけれど・・・。 |
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前回このルートのリードを見送っていたmonchanも、すんなり完登(RP)。核心のハング越えは、遠見は手ごわそうだけどムーヴが分かってしまえば、確かに5.10bです。 |
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○八幡沢左岸スラブ
ルート |
kniferidge |
monchan |
ブラック&ホワイト (5.10b)★★ |
TR△2ten(2pin上)
TR△2ten(2pin上) |
TR△1ten(2pin上)
TR○ |
トムといっしょ
Aライン(5.10a)★ |
〇RP
〇RP |
〇RP
〇RP |
トムといっしょ
Bライン(5.10b) |
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1P目は、リッジ状のスラブで、一段上がってから少し傾斜が増します。特に2〜3ピン目付近はややホールドが乏しくスメア登り(ピンのやや左側を登ると容易)。このピッチだけは、ペツルのボルトが短い間隔で打ってあり安心。上部は傾斜が緩み、直上してスリングのかかっている立木か、右上して右のルンゼのツメの終了点でピッチを切ります(私たちは後者で、30m弱だった)。 |
今回はmonchanが奇数ピッチ、kniferidgeが偶数ピッチをリード。 |
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2P目は、2段のスラブ、下段は階段状、上段は少し傾斜が増し、出だしがややホールドが乏しい感じ。上段に上がるときペツルのボルトが1本あるだけで、後は、灌木でランナーを取りました。
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このピッチも上段中間部から左右二通りのラインが採れ、何れも登ったことがありますが、大差ない気がします。終了点は、左側はスリングがかかっている立木(『おがわやまだより』のトポはこちら)、右側はペツルのボルトが打ってあるラッペルステーション(懸垂支点)。最近はいつも右側を登っています(このピッチも30m弱)。 |
左画像の↑の立木は1P目で直上した場合の終了点です。 |
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3P目は、右側の懸垂支点からスタート場合、2m強の凹角を登って一段上がり(左画像)、後は緩いスラブ登り。ボルト等のピン(支点)はないので、灌木やクラックにカム(キャメロット#0.5〜1)でランナーを取りました。終了点は、右画像の岩塔直下の立木。
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最後は5〜6mの岩塔を登ります。ノーピンだけどライン上の凹角にクラックがあり、カムで支点が取れます(キャメロット#0.5,1使用)。 |
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【コースタイム(実績)】 |
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「春の戻り雪」登攀 取付〜終了点 |
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下降(懸垂下降50m*2P)準備含む |
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