山行メモ2013年 
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このページは山行記録を残さなかった練習山行(フリークライミング・アイゼントレーニング等)やハイキングの覚書きです。特に練習山行については、中高年・万年初心者のぼやきで、内容はかなりいい加減ですので参考になりません。
ちなみに、フリークライミングは、私たちの場合、バリエーション入門初心者ルートへ行くために身に着けるべき最もベーシックな技術として捉えており、狭義のスポートクライミングという意識はありません。
フリークライミングの記号・略号(表示上のマイルール)について一覧表
 一応フリークライミングのルールに準拠していますが、なかなか完登(リード・ノーテンションで登りきる→○で表示)できないので(苦笑)、モチベーション維持・次回自分で参考にするため、その中間段階や失敗の記録も残すことにしました。
 例えば、完登でなくとも、テンション(フォール含む)ありで登りきった場合は△(例△1ten(3pin):テンション1回(3本目のボルト)で登りきった))、
終了点まで到達できなかった場合や終了点に到達してもA0の場合(ボルトを踏んだりヌンチャクを掴んだりして登る)×と表示します(例×A0(3pin):3本目のボルトでA0あり))。

 なお、完登スタイルについては、以下のように表示することにします。
オンサイト→○OS;当該ルートの初トライ、かつ、初見(他の人の登り方を見る等ムーブやホールドの位置等グレード         ・ボルト数以外の情報を予め入手していない状態)での完登
フラッシュ→○FL;当該ルートの初トライでの完登(「初見」条件なし)
レッドポイント→○RP;当該ルート2回目以降のトライでの完登

 また、トップロープは、そもそも登ったことにはならないのですが(ノーテンションで登りきってもトップロープでは「完登」とは言わない)、それでは身も蓋もないので、これも一応、登攀の成否で次のように分けて表示します。
例えばトップロープ(TR)・ノーテンションで登りきった場合(TR○)、トップロープ・テンションあり(フォール含む)で登りきった場合(TR△)、TRでも、登れなかったりA0となった場合(TR×)。
城山クッキングワールド(伊豆大仁・7月上旬)
 先週、週間予想天気図をみて「梅雨明けするのでは」と思っていたら、関東では6日に、伊豆(東海地方)もその2日後には梅雨明けの発表がありました。この日は正に東海の梅雨明けに当たり、朝方は梅雨空だったものの、太陽が姿を見せると、うだるような蒸し暑さとなりました(持参したドリンク4Lを飲み尽くした)。
 本当は日帰りでも涼しい小川山へ行きたかったのだけれど、クッキングワールドには宿題を残していたのと、妻が「久助ラスク」をどうしても買いに行きたいというので、暑さは覚悟の上で城山へ行った次第です。
 ちなみに、「久助ラスク」とは、株式会社ヤタローの高級ラスクのアウトレット品(正規品はラスクの分際で個別包装してあるらしい)。前回、城山へ行った際、地元のスーパーで購入したものが甚く気に入り、調べてみると『静岡県限定でスーパーや東名のSAで販売している』ということでした。

 7時半に取付に着いた時は岩が濡れており、様子を見るため、今回も、当初はパスするつもりだった「イタリアンジェラード(5.8)」から始めました。岩場のコンディションは登攀に支障があるほどではなく、次いで「始の辣韮漬(5.9)」「トマッテーナ(5.10b)★★」といつもの課題を交互にリードします。
「トマッテーナ(5.10b)★★」は、またしても下部の垂壁部分に梃子摺り、2ピン目横のクリップホールド(ガバ)を取るまでがヒヤヒヤでしたが、何とか持ちこたえて完登しました(特にガバの直前の左手ホールドが悪い)。

始の辣韮漬(5.9)
トマッテーナ(5.10b)★★
 さて、問題の「青椒肉絲(5.10b)★」。「トマッテーナ」でちょっと指を消耗してしまったので、いきなりトライするのは止めて、トップロープで十分にムーブを検討してからリードすることにしました。このルートでは、妻は下部の垂壁、私はその上の小ハング越えが課題でした。

 まずは、浅いポケットのある垂壁部分。1本目をクリップ後、左手ガバ、右手縦ホールドで浅いポケットに左足で立ち、右足をカンテに突っ張ってバランスを取りながら右手で頭上のピンチホールドを取ります。この後、左の2手は甘い縦ホールドとスローパーでパーミング気味になり、妻は大の苦手。私の場合は、左手パーミングで保持しながら左足から右足に踏み替え(2度繰り返す)、左上気味に登ってレッジに立ちます。妻は足元が見難い踏替えを回避しようと毎回試行錯誤していますが、上手くいかない様子(妻のムーブでは身体がはじめから左へオフセットするのでパーミングが利かなくなる)。仕方なく、私と同じムーブで登っていました。

 レッジで2本目をクリップした後、私の苦手な小ハング越え。これまでは、左又は右からやや巻き気味に登っていました。ところが、左ラインはスメアが嫌な感じだし、右ラインは今回右手で縦ホールド(ポイントとなるホールド)を保持できず、上手くいきません(指のダメージのせい?)。
この日は、珍しくホールドにチョークが残っていたので、参考にさせてもらいました。チョークは小ハングの両側のほぼ同じ高さのカチにあり、右のものは今まで使わなかったホールドでした。この組み合わせだとハングを正対で正面突破のように見えます。そこでチョークの付いた左のホールドとプチルーフ下のアンダーを持って、その直下までじりじり上がります。そこからまともに登ったのでは越えられないので、チョークの付いた右のホールドに持ち替え、ハング右下の一段高いスタンスに立ってみました(右ラインでも同じところに立つ)。すると、3本目のクリップホールド(ガバに近いカチ)に右手が届き、意外に簡単に越えることが出来ました。トップロープの段階で直上のムーブが分かったので(私には左右から巻くより容易に感じた)、リード時、この部分は余裕をもって登れました。
なお、右ラインの場合は、右足は同じフットホールドに立つものの、直上より身体が右へオフセットしているので、クリップホールドは左手で取ることになると思います(妻は右ラインで登った)。

 3〜4本目のボルト間では、左は2本指のポケット、右手は甘めのピンチホールドを持って1歩上がるところ、最上部は、ほとんど手のない状態でカンテを跨いで右のスラブに出るところが、少し怖かったです。

 これまで特に小ハングでは試行錯誤の連続でしたが、何度も練習したおかげで、それぞれ自分に合ったムーブが見つかり、ようやく二人そろって完登することができました(妻はこのルート初完登)。
 青椒肉絲(5.10b)★

 昼食を終えると、太陽がジリジリと照り付け、完全にモチベーションが下がってしまいます。下の岩場へは全く行く気になれず、今回はアブミを持参していたので、本当に久しぶりですが、エイド・クライミングの練習をしました。
 ルートは「青椒肉絲」と「トマッテーナ」の間にある「ストロガノフ(5.11c)★★★」で、このエリアの看板ルートのようです。柱状節理の見事な、被り気味の垂壁で、フリーだと、私たちにはトップロープでも全く歯が立たないルートですが、フリー用のペツルのボルトのほかに、かつてのエイド用と思しきボルトが残されており、人工登攀の練習には好都合。また、「ストロガノフ」は「青椒肉絲」と終了点が共通なため、先刻残しておいたロープを利用してトップロープで練習できるのも助かります。
今回はペツルの4ピン目までの被った部分を2本ずつ練習し、4ピン目から終了点までのスラブは、フリーに切り替えなければならないので、登りませんでした。 

(おまけ)「ストロガノフ」でアブミの練習 
 駐車場に戻って着替えてみると、シャツは本当に絞れるほど汗びっしょりでしたが、駐車場は木陰にあるせいか、車載の温度計では意外にも30℃以下でした。
 林道脇の水場でアイシング、大仁のスーパーへ立ち寄り、予約しておいた「久助ラスク」をゲットして帰途につきました。
○クッキングワールド
ルート kniferidge monchan
イタリアン・ジェラード
(5.8)
○RP ○RP
始の辣韮漬
(5.9)
○RP ○RP
トマッテーナ
(5.10b)★★
○RP ○RP
青椒肉絲
(5.10b)★
TR△1ten
(小ハングは右ライン)
TR○
(小ハングは直上)
○RP

(小ハングは直上)
TR〇
(小ハングは右ライン)
TR○

(小ハングは右ライン)
○RP
(小ハングは右ライン)
     
ストロガノフ
*(5.11c)★★★
トップロープを架けてエイド・クライミングの練習(2本ずつ)。ペツルの4pin目まで登った。
*「ストロガノフ」はフリーのルートだが、ペツルのボルトの間に古い人工登攀用と思しきボルトあり。
 
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