山行メモ2012年 
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このページは山行記録を残さなかった練習山行(フリークライミング・アイゼントレーニング等)やハイキングの覚書きです。特に練習山行については、中高年・万年初心者のぼやきで、内容はかなりいい加減ですので参考になりません。
なお、
フリークライミングについてはルートの内容に関する記述・画像を含んでいるので、「オンサイト狙いの人は読まないでください(まあ、大して役には立たないけど(笑))。
ちなみに、フリークライミングは、私たちの場合、バリエーション入門初心者ルートへ行くために身に着けるべき最もベーシックな技術として捉えており、狭義のスポートクライミングという意識はありません。
フリークライミングの記号・略号(表示上のマイルール)について一覧表
 一応フリークライミングのルールに準拠していますが、なかなか完登(リード・ノーテンションで登りきる→○で表示)できないので(苦笑)、モチベーション維持・次回自分で参考にするため、その中間段階や失敗の記録も残すことにしました。
 例えば、完登でなくとも、テンション(フォール含む)ありで登りきった場合は△(例△1ten(3pin):テンション1回(3本目のボルト)で登りきった))、
終了点まで到達できなかった場合や終了点に到達してもA0の場合(ボルトを踏んだりヌンチャクを掴んだりして登る)×と表示します(例×A0(3pin):3本目のボルトでA0あり))。

 なお、完登スタイルについては、以下のように表示することにします。
オンサイト→○OS;当該ルートの初トライ、かつ、初見(他の人の登り方を見る等ムーブやホールドの位置等グレード         ・ボルト数以外の情報を予め入手していない状態)での完登
フラッシュ→○FL;当該ルートの初トライでの完登(「初見」条件なし)
レッドポイント→○RP;当該ルート2回目以降のトライでの完登

 また、トップロープは、そもそも登ったことにはならないのですが(ノーテンションで登りきってもトップロープでは「完登」とは言わない)、それでは身も蓋もないので、これも一応、登攀の成否で次のように分けて表示します。
例えばトップロープ(TR)・ノーテンションで登りきった場合(TR○)、トップロープ・テンションあり(フォール含む)で登りきった場合(TR△)、TRでも、登れなかったりA0となった場合(TR×)。
 
城山・クッキングワールド(伊豆大仁・1月上旬)
 年末に引いた風邪が悪化し、2012年は思わぬ寝正月でスタート。初登りは、昨年12月と同じ城山クッキングワールドへ行きました。クライミングジムにも3週間くらい行っておらず、ある程度覚悟していましたが、ブランクと激太りの影響は予想以上。前回リードしたところも身体が重くて登れず、ほとんどはトップロープ中心の練習となってしまいました。
 まずは、ウォームアップに「イタリアンジェラード(5.8)」を1本ずつリード。感触が今ひとつなので、妻に隣の終了点にロープをセットしてもらい、「始の辣韮漬(5.9)」はトップロープで練習することにします。ところが、2本ずつ登っても、核心の2〜3手に自信が持てず(3本目のボルトのクリップとパーミング系の縦ホールドを持って左に重心移動する箇所)、今回リードは断念。
 気分を変えるため終了点共通のトマッテーナ(5.10b)をトップロープで登ることにします。こちらは、下部の垂壁にもたついてと上部の核心に突入すると、指が疲れてテンションが入るので、レスト方法を見つけるのが一つの課題でした。今回は前回より少し右寄りに出て「始の辣韮漬」との間にあるポケットを使えばレストできるし、4本目のボルトにも何とか届きクリップホールドにもなることが分かったのが収穫。全体的に「始の辣韮漬」より難しいし、核心部が長いものの、核心のボルトの位置とホールドが若干よいので、むしろこちらの方がやりやすい感じ。ただ、大分指が疲れてきておりリードトライは次回以降に延期しました。
 最後にもう1本登ろうとトポで10aクラスを探すと、過去に登ったことのある「ポーチドエッグ」と「焼きビーフン」が目に留まります。前者は、出だしがハングしていて1テン入ったのに対し、「焼きビーフン」は妻がオンサイトしたと記憶しており、日当たりも良いのでこちらを登ることにしました。
「焼きビーフン」は今まで登った3本と同じ岩の左側面(西側)にあり、踏跡を登って終了点へ行くことが出来ます。今日の調子ではトップロープで十分と私は思っていましたが、「トマッテーナ」で少し自信を取り戻したのか、はたまたかつてオンサイトした自信なのか、妻はリードするとの事。
久々に見ると比較的緩めなフェース系のショートルートで(ボルト3本)一見取り付きやすそう。ただ、出だしのポケットを手がかりに登る(カチ)垂壁部分はちょっと手ごわいし、2本目のクリップまではグランドフォールの虞もあるので下部は気が抜けません。
垂壁を一段上がり1本目クリップ後までは順調でしたが、左に折り返しカンテを取るところでもたついてテンション、かつてオンサイトしたことがあるせいか悔しそう。一旦下りて仕切りなおし、ホールドの位置を入念にチェックしたこともあり2度目は上手くカンテを取ることが出来ました。その先も「裏くの字」状となった箇所(2〜3本目の間)が窮屈な体勢になって3本目のクリップに苦労していましたが、上部はガバの連続で無事完登しました(レッドポイント(RP))。
私も垂壁からカンテへ移るところはトップロープでも苦労したものの、それ以降は何となく以前登ったときのイメージが残っていて特に問題なし。減量してもう少し調子が戻れば完登できそうでした。
イタリアンジェラード トマッテーナ 焼きビーフン
○クッキングワールド
イタリアンジェラード(5.8)/二人ともRP
始の辣韮漬(5.9)/(mon)TR○/(kn)TR△1ten→TR○
トマッテーナ(5.10b)★★/二人ともTR○
焼きビーフン(5.10a)★★/(mon)△1ten→○RP,(kn)TR○
 
 
城山・クッキングワールド(伊豆大仁・1月下旬)
 今シーズンは一度も雪山に行っておらず、日帰りのスノーハイクを計画していましたが、南岸低気圧通過後の冬型で展望は期待できそうになく、城山のフリークライミングに変更(最近雪山が億劫になっている)。
 都心の雪も城山では雨だったようで、やや湿っぽいコンディション。曇りの予報でしたが、ウォーミングアップの最中に霰が落ちてきます。時折晴れ間が見えるものの、上空に雪雲が流れてくると霙となり、一時は簾上に水が流れてくることもありました(狭い取付きにツエルトを張り難を逃れた)。ただ、この岩場、止めば適度に傾斜があるせいか乾きは速く、所々水が溜まったホールドもあるものの登れないほどではありません。とはいえ、この条件でリードは怖いので、前回と同じところをトップロープで練習して引き上げました。
トマッテーナ(5.10b)
○クッキングワールド
イタリアンジェラード(5.8)/二人とも○RP
始の辣韮漬(5.9)/二人ともTR○
トマッテーナ(5.10b)★★/二人ともTR○
焼きビーフン(5.10a)★★/二人ともTR○
 
城山・クッキングワールド(伊豆大仁・2月下旬)
  愛猫が長患いで(尿道結石+膀胱炎)毎日動物病院へ連れて行かなければならず、ここ一月ほど山にもフリークライミングにも行けませんでした。最近になって、ようやく2〜3日おきの通院で済むようになったので、また城山(クッキングワールド)へ出かけました。今回も冬型で一時雪もちらつきましたが、時折晴れ間も見える天気で、前回より大分まし。ただ、城山って暖かいというイメージだったのに今年は本当に寒い!

 いつものようにイタリアンジェラードでウォームアップし、懸案のトマッテーナをトップロープで1本ずつ練習。珍しく感触がよかったので、リードで登ることにします。出だしで一箇所苦労したものの、上部の核心はすんなり突破、ようやく完登できました。このルートは10年程前に登ったときもリードしてなかったので、素直に嬉しかったです。躊躇していた妻も私が登れるならということで続き、無事完登。 
トマッテーナ(左・中)/焼きビーフン(右)
  始の辣韮漬、焼きビーフンを続けて完登したあと昼食。まだ早いので、直下にある岩場へ下り、以前リードしたことのある「ポーチドエッグ(5.10a)を登ることにします。ここは、20m弱のルートで、下部は被っていて難しいのに対し(ここでテンションが入り完登できなかった)、上部は拍子抜けするくらい易しいスラブだったと記憶していました。
 ところが、久しぶりで見た壁は、急なのにホールドが悪くとても10aとは思えない感じ。同じ岩場の左隣のルート(全て11台)は核心が長いけど部分的には大差ないように見えます(そんなわけないけど)。
下部は二段となっており、一段目(3m)は100°以上ありそう、指のかかりの悪い凹状のカチはありますが(前傾してるのにガバじゃないの?)、トップロープでもムーブが分からずお手上げ。正規のラインと思しき1本目のボルト直下を諦め、幾分ホールドのよい、その左手も試してみましたが(前登った時多分はこちらか?)、水が流れるほど濡れていて、これまた登れず(妻は何とかここを登った)。結局、1本目に掛けたヌンチャクを引っ張って突破しテラスへ(トップロープでもA0)。二段目は完全に被っていてホールドは一段目より大分よいものの、ルーフ越えには厳しく、ほとんどぶら下がった状態で登りました。上に出れば後はホールドの多いスラブで簡単、確かに登ったことがある気はしましたが、こんなに難しかったとは・・・・。今日は調子がよいと思っていたのに、最後がぜんぜん登れず、意気消沈して引き上げました。
 ポーチドエッグ
○クッキングワールド
イタリアンジェラード(5.8)/二人とも○RP
始の辣韮漬(5.9)/二人とも○RP
トマッテーナ(5.10b)★★/二人ともTR○→○RP
焼きビーフン(5.10a)★★/○RP
ポーチドエッグ(5.10a)/二人ともTr×((mon)1段目ハング別ライン2段目ルーフ1ten/(kn)1段目A0,2段目1ten)
 
城山・クッキングワールド(伊豆大仁・3月下旬)
 今月も日帰り山行しか行けそうになく、雪山はやめて、またしても城山(クッキングワールド)のフリークライミングでお茶を濁すことに。
 大分春らしい陽気、しかもこの日は漸く乾いたコンディションで登ることができました。ところが、ウォーミングアップの1本からなんとなく身体が重く感じ不調の予感(室内の110°壁でもここのところずっと苦戦)。
「始の辣韮漬(5.9)」は少し苦手意識があるのでトップロープで練習してから、リードしたものの、上部の核心でもたついて1ten。一方、妻は「こわい」を連発しながらもそのわりには無難に完登しました。
前回やっと完登できた「トマッテーナ(5.10b)」もトップロープでムーブのチェックをしてから登ったので、こちらは何とか完登。易しい10a「焼きビーフン」を片付け、遅めの昼食。

 昼食の後は、傾斜のある「ポーチドエッグ(5.10a)」はパスし、上の岩場の初心者ルートではまだ登ったことのない「青椒肉絲(5.10b)」をトップロープで2本ずつ練習しました。
「青椒肉絲」は、「トマッテーナ」の隣の中級ルート(11c)を挟んでその左にある中間支点4本のルート。
下部は、ポケットのあるやや急なスラブ(ボルト1本)。ボルトの上のピンチを取るところが微妙な距離で、リーチのない妻は少し苦労していました。ピンチを取ってからやや左上するとレッジ(2本目のボルトがある)がありレストできます。
中間部は出だしがやや被っており、直登するならおそらくここが核心(2本目と3本目の間)。今回はトポを忘れていて、その部分は左から巻き気味に登ってしまいました(その先の右トラバースが私は怖かった)。
被った箇所の上は垂壁状で高度感はあるものの、支点の位置は良いし、ガバもあり右のカンテも使えて、核心さえ突破できれば、リードでも何とか登れそう。
最上部は、ホールドは乏しいし終了点までボルトはないものの、傾斜緩いスラブで下手なスメアでも問題なし。今シーズンまた行く機会があれば、核心の直登にトライしてみたいものです。
青椒肉絲(5.10b)
○クッキングワールド
イタリアンジェラード(5.8)/(kn)○RP,(mon)TR○
始の辣韮漬(5.9)/(mon)TR○→RP,(kn)TR○→△1ten
トマッテーナ(5.10b)★★/二人ともTR○→○RP
焼きビーフン(5.10a)★★/二人とも○RP
青椒肉絲(5.10b)★/二人ともTR○
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