山行メモ2010年
このページは山行記録を残さなかったフリークライミング・アイゼントレーニング等練習山行・ハイキングのメモ書きです。
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幕岩(湯河原・2月下旬)
 梅祭り期間中なので混雑すると思い、平日に行ったのが奏効して何とか練習出来ました。相変わらず外岩は恐くて桃源郷・シンデレラフェースといった入門者向けの岩場ばかりですが,今回は昔登ったことのある10aのショートルート(サンセット)にも挑戦。これならもう少し練習すればリードできそうな予感(?)。
梅は五部咲きくらい,登っているときは青空が見えたものの帰りに撮ればいいと思っていると,すっかり曇ってしまって写真はさっぱりでした。
 
 
幕岩(湯河原・3月中旬)
  広沢寺でアイゼントレーニングの予定が、寝坊してしまい週末でも空いているという噂の「悟空スラブ」へ変更。富士山に見とれて東名厚木を通り越してしまうミスも重なり幕岩に着いたのは10時近く。ウォームアップできたらと期待していた桃源郷は山岳会と思しき大集団が鈴なり状態で諦め、その先の大滝フェースへ向かいます(この岩場を登って右岸側を登ると悟空スラブへ到る踏跡に出られる)。
  大滝フェースは入門初心者向けの岩場で(5.7〜5.9)湿っぽいため敬遠されるのかこの日も空いていました。馬返し(5.9)を空身で久々にリードするも、予想外にホールドが細かく出だしから躓きました。ここは登るしかなく(裏から廻れない)右に逃げて隣(ラットポイズン5.9)の1本目にクリップして元のラインに戻りなんとかノーテンションで終了点へ。
ちょっと悔しいので荷揚げがてらザックを背負ってトップロープで正規のラインを登ることにします。荷物があるとトップロープやセカンドでもなかなか厳しく、荷物を分けて2ルートを2人合計5本登って荷揚げ完了。
  悟空スラブへは、滝の落ち口の上からちょろちょろ程度の水流を右岸側へ渡り薄い藪の中を少し登るとトラロープのあるしっかりした踏跡に出ます。これをしばらく登り左手下にサイレントヴァリーと思しき岩場が見えるところから(立ち木に「悟空スラブへ」という金属プレートがついている)右に入って僅かに登り、右手に下降する踏跡を辿るとトラロープの張ってある涸沢があり、これが「悟空スラブ」でした。
  「悟空スラブ」は上下それぞれ60m程の岩場で、緩い沢形の左岸側を登る下部は歩いて登れるのではと思うほどの傾斜(ホールドの多いスラブで御前ヶ遊窟下部〜中間部のような雰囲気、緩い割りにボルトが多く安心です)。
ツメの辺りに数箇所,下部の岩場の終了点があり、上部はその左の少し急なリッジの登攀でした(ホールドもボルトも多く、5.7という記述を見たことがありますが桃源郷やシンデレラフェースのどのルートより容易、5.4くらいに感じました?)。
初めてだったので1本目は全てフラットソールで登り(60mロープいっぱいで2ピッチ)、懸垂下降の練習後アイゼンを履いて下部の岩場をそれぞれリード・セカンドで1本ずつ登りました。

梅祭りの最終日は、かなり散ってはいたもののまだ遅咲きのものもあって綺麗でした。
湯河原の梅もそろそろ見納め 大滝フェース
 
 
幕岩(湯河原・3月下旬)
 先週に続き悟空スラブへアイゼントレーニングに行って来ました(今回は久々にダブルロープの練習も)。

 まず桃源郷でウォームアップに3本ずつ登り(少し早く着いたのでタッチの差で最初に取り付けた)、先週同様大滝フェース経由で悟空スラブへ。
大滝フェースはいつも湿っぽいのですが、この日は結構水が流れていて下部の階段状岩場が沢登りのような状態、大荷物だったので取付きまで行くのすら一苦労でした(左岸側の高巻+振り子トラバース)。荷揚げは先週と同様の方法で行い、ルートコンディションが悪かったこともあって前回よりさらに時間がかかりました。
  悟空スラブは連休だから誰もいないだろうと思いきや,着いたときは2パーティーが取り付いていました。4〜5人のパーティーが中間部でロープをフィックスしてトラバースの練習中(夕方まで)、右の方を空けてもらい登ることは出来たもののランナウト状態(空いているボルトがほとんどなかった)。しかも一昔以上前の重登山靴・アイゼン・手袋着用,ダブルロープでザックを背負っての登りは予想外に難しく感じ、歩きに近い下部ピッチでもちょっと緊張しました。
途中でピッチを切れば良かったものを、1ピッチ目上部は10mほどコンテになるし(50mロープのため)、ロープの流れは悪くなかったはずなのにロープが重くて(1本はフリークライミング用のシングルロープを使用したのも一因)セカンドのビレーでくたびれてしまいました。

少し急な終了点までの2ピッチ目はフラットソールに履き替えてシングルロープで登り、途中にある懸垂支点にトップロープをセットしアイゼン登攀の練習。
今日は早く帰れるのではという妻の予想は見事にはずれ、ロープをしまって下山を始めたのは5時を廻ってからでした。
ちなみに先週までなんとか咲いていた梅は跡形もなくなり(不思議なことに花びらも落ちていなかった)、気温が下がったこともあって冬に逆戻りしたみたいな景色でした。
大滝フェース 悟空スラブ上部 真鶴半島(悟空スラブ終了点から)
小川山廻り目平(奥秩父・5月末)
 2ヶ月ぶりに外岩フリークライミングに行ってきました。
@トムといっしょ
まずは、八幡沢左岸スラブへ行き昨年からの課題の「トムといっしょ(5.10a)」をトップロープで練習。
1本目は二人とも不調で核心のハング越えに大苦戦。妻(mon)は2本目で感触をつかみノーテンションで登りますが、私(kn)のほうは下のスラブ登りで既に消耗してしまい、ハング越えで、すかさず1テン。昨年は1テン入ったとはいえこんな所よくリードできたものだと我ながら感心。リードトライは諦めスラブの感触を掴むためスラブ状岩壁へ移動。
トムといっしょ
 Aスラブ状岩壁
「ウルトラセブン(5.7)」をリードし,さらに一段上の「かわいい女(5.8)」の終了点まで登ってロープをセットしトップロープで「かわいい・・」を登りました。
「かわいい・・」は「トム・・」より傾斜が緩く低グレードとはいえ本当のスラブ
中間部のトラバースと核心の被った部分を越えるところでビビってしまいテンションは入らなかったものの今回ここもリードトライは見送り。
  Bフェニックスの大岩
「フェニックスの大岩」はスラブ状岩壁への入口から金峰山方面の林道をさらに10分ほど歩いた林道脇にあります。
上まで登ると25〜30m位ありそうですが、上部にあるテラスまでなら20m程で終了点も確認できました。
「日本100岩場伊豆甲信編」では左側側壁の2本(5.10d〜11a、5.11a〜b)についてはルート図が載っているものの、正面壁や右側のカンテにある易しそうなルートについては5.7〜5.10とあるだけでルートの詳細の記載がありません。
グレードも手頃だし一見ホールド・スタンスが多く正面壁の中央やや左のルートなら私でもオンサイトできそう。ところが早速トライしようかとよく観察すると、下部にある3本のボルトの先には支点がなく(ネジだけになっている)ランナウト状態。いくら易しそうとはいえ外岩5.7以上の初見でフレンズ(*)をセットしながらの登りとなるとちょっと自信がありません。

他に初見リードで登れそうなルートはないものかと見渡すと右のカンテにボルトが確認できました。これなら先のフェース以上に簡単そう、取り付きから1本目が少し遠かったのでフレンズで支点を取ると、あとは階段状の登りが続きます。最上部のテラスに出るところがパーミングとなりちょっと嫌な感じだったもののスタンスは大きく何とかクリア。

終了点を作りロープをセットしてロワーダウン。正面壁の2本のフェースルートをトップロープで登りました。
*正面壁の中央左のルートは4本目と5本目のボルトがネジだけになっており、その近くにあるクラックに下から#1#2の順でフレンズをセットできることがわかった。
フェニックスの大岩
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