【山行記録つづき】 |
8/26(月)晴れのち曇り夜間雨 |
2.針ノ木谷出合まで(針ノ木谷コース前編) |
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11:20~24右岸側は急峻な岩稜が落ちてきてゴルジュの様相を呈している。左岸にこれを避けるための高巻道(2回あり)があった。 |
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11:25~28再び沢に下りるも、ペンキ印(中画像)からまた左岸の高巻、ここはフィックスがあるけれど灌木が煩いし滑りやすく、落ちるとヤバそうなところだった(右画像)。 |
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2回目の高巻が終わって右岸に渡る(11:29~31)。 |
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11:34右岸歩きはすぐ終わり左岸に渡り返す。左岸の高巻道を10分足らずで、小高い平坦地(ビバークサイトに最適)。難点は水汲みが面倒なこと。 |
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11:45本谷との出合(針ノ木谷出合)は踏跡を1分程の所、そこには、針ノ木峠を下り始めて初めての道標が立っていた。 |
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今回は当初より、沢で幕営するつもりであった。それは、ガイドマップのコースタイムでは、扇沢→針ノ木峠が5時間、針ノ木峠→平ノ渡渡船場7時間で合計12時間となっており、最終の平ノ渡(17:20)に間に合わすためには、余裕のない行動を強いられそう。また、尾根ルートと違ってせっかく焚火もできるのだから、食材の分重くなるが、川原でBBQもやってみたかったからだ。
ただ、翌日のことを考えると(歩行だけで約8時間半・沢歩きや渡渉もある)、針ノ木谷出合では手前すぎという気もしたが、この付近は水の確保やスペースの面で有利だったので、少し早くとも行動を打ち切ることにした。 |
幕営地は水の便と陽当たりを優先し出合より少し本谷を遡った川原、万が一の時に備え、裏手の尾根に退避しやすいところを選んだ。
今回もテントはニーモ・オビエリートを持参。本体は浅いバスタブ部分を除きメッシュドームなので、就寝中増水しても脱出に支障が出るような事態にはならないと思われたからである。 |
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増水時はリスクが高いが、出合から針ノ木谷本谷を少し遡ったところにテントを張り、川原でささやかなBBQ。 |
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余談だが、針ノ木谷出合には、かつて、牛小屋があったとのこと(1995年のエアリアマップには牛小屋跡の表示がある)。考えられるのは、①出合の道標付近、②出合の道標手前の台地状小広場、③今回幕営地とした本谷右岸の川原であるが、増水のことを勘案すると②が最も可能性が高い。ただ、いずれであってもスペースが不十分で、余程小規模なものでないと建てられない気がした。 |
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