中ノ谷からザラ峠
(北アルプス北西部・立山連峰
ウェストンの足跡を訪ねて

 2014年6月30日〜7月1日(幕営1泊2日)
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【はじめに】 
富山県の旧立山温泉よりザラ峠・針ノ木峠を越えて長野県の籠川へ至るコースは、古くは戦国武将佐々成政一行が歩いたという伝説がある歴史的古道。我が国の近代登山史上重要な役割を果たしたW.ウェストンも、当該コースの逆路(籠川→立山温泉)を1893年、同順路を1913年に歩いています。
因みに、ウェストンが歩いた順路は、松尾峠〜旧立山温泉〜湯川谷〜ザラ峠〜中ノ谷〜刈安峠〜平の小屋〜黒部川〜針ノ木谷〜針ノ木峠〜針ノ木雪渓〜籠川のようですが、特に松尾峠〜刈安峠の部分は現在廃道となっていることもあり(
*)、ウェストンの足跡をトレースしている私たちにとって、中々手強い課題となっています。
これまで3回に分けて、(1)籠川(扇沢)〜針ノ木峠(往復)、(2)松尾峠〜湯川谷〜ザラ峠、(3)籠川〜針ノ木峠〜針ノ木谷〜黒部川(黒部湖)を歩いているので、4回目の今回は、残りの(4)刈安峠〜中ノ谷〜ザラ峠を潰して、一応全行程(方向は度外視)の踏破を目指しました。
 
 ザラ峠・針ノ木峠越えのルートイメージと今回の山行の位置付け
ウェストン(1) 1893年08月 J→@ 
ウェストン(2) 1913年08月 @→J
 山の手帳(1)  2010年06月 J→I+I→J
 山の手帳(2)  2011年11月 @→C(A除く)+E→F
 山の手帳(3)  2013年08月 J→F
 山の手帳(4)  2014年07月 F→C
*今回歩いた部分ではありませんが、立山カルデラ内は、現在「関係者以外の立入禁止」となっており、近年整備された松尾峠〜湯川谷の工事用緊急避難路も一般の立入規制がなされています。
特に工事期間中は引き返すよう勧告されることもあるようなので、敢てこれを利用する場合は、時期等に留意された方が良いと思います。
 
 
 【山行記録】
6/30(月)曇りのち雨
1.アプローチ(黒部ダム〜平の小屋)
黒部ダム7:50--ロッジくろよん8:19--タンボ沢出合8:24--御山谷出合9:00--中ノ谷出合11:18--平ノ渡11:45--平ノ小屋11:48/53--刈安峠13:33/58(1880m・休憩・準備)
黒部ダム7:50   カンパ谷橋8:02
 
ロッジくろよん8:19   タンボ沢出合8:24
 
タンボ谷から20分で左画像の沢、さらに10分強で右画像の沢を渡った。
右画像の方が御山谷で、川原が広くも水量も豊富 
 
 (左)御山谷出合 9:00
出合付近は御山谷右岸の一段上を通る。その部分は崖状の細い道となっている。
 (右)壊れかけた丸木橋10:10
御山谷出合から中ノ谷出合までの間には何度か急な沢を渉る箇所がある。ほとんど水流はないが、美味い飲用水が得られる。
 
長〜い丸木梯子10:40
 大きな涸れ沢の横断に際してその両側の尾根を長い丸木梯子で登降する箇所がある。これを過ぎると中ノ谷出合はもう一息。画像は左岸側の梯子で右岸の方のものは一部壊れていて補修中だった。
 
 やっと中ノ谷出合11:18
 単に中ノ谷からザラ峠を目指すなら、ここから遡行すればればよいが(下流域は沢登り)、ウェストンが歩いた旧道は刈安峠から中ノ谷へ下りるものなので、ここはスルー。
 
 ガイド犬くろべー(仮称)と平の渡し
 中ノ谷出合で、平の小屋の愛犬と思われる黒い犬が現れ、平の渡しの船着場まで先導してくれた。
 
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