蝶ヶ岳スノーハイク
2000年12月2日3日(冬季小屋利用)

穂高連峰(蝶ヶ岳より)
【概要】
12月2日・3日に三股より蝶ヶ岳(往復)へ登ってまいりました。
昨シーズン以上に雪の訪れが遅く三股登山口から雪はあるものの一番多い所でも30cm足らずでした。
蝶・常念の稜線にはほとんど雪はありませんでしたが、流石に槍穂高はもう白くなっていました(漸く雪が涸沢へ下りてきた所でした)。

土曜日は地元の方を中心に10人以上の人に会いました。ほとんど日帰りで心配になるくらい軽装の方も見受けられました。ルート状況等をリアルタイムに把握可能な地元の方でこそなせる技なのでしょう。確かにこのルートはほとんど森林限界を超えないから雪が多くないうちはスノーハイクにもってこいだと思いますが。

冬季小屋は私たち2人だけで寒かったので中にテントを張って一夜を過ごしました。夜は風が強く冬季小屋の扉がバタンバタンと音を立ててうるさかったです。
焼岳と明神5峰の間に落ちる夕日と満点の星空がとても綺麗でした。
下山日の日曜は風が強くどんよりとした天気でしたが5〜6人の人とすれ違いました。

2月ぶりの山行だったので登りはバテバテ、帰ったら筋肉痛でちょっと辛かったです。

【山行日】2000年12月2日(土)〜3日(日)
【山域・山名】
 北アルプス南部・蝶ヶ岳(2664m)

【地図・ガイドブック】
 昭文社エアリアマップ「上高地・槍・穂高 」
 アルペンガイド「上高地・槍・穂高」(山と渓谷社)

【メンバー】私+妻
【日程・行程及びコースタイム】(1泊2日、冬季小屋利用)
◇12/2:晴れ
自宅(横浜)6:15=(車)=豊科IC9:25=三股駐車場9:55/10:20-登山口10:30-力水10:50/55-平坦地(1600m)11:13-豆打平12:00/08-蝶沢(2180m,道標)13:05/15-(休憩20分)-大滝分岐15:00-蝶ヶ岳ヒュッテ15:12
◇12/3:曇り
蝶ヶ岳ヒュッテ10:45-蝶沢11:49/55-豆打平12:20-平坦地12:50/55-登山口13:18-三股駐車場13:28====>自宅18:50

【山行メモ】
・三股の駐車場までは雪はありませんでした。
・登山口(駐車場より徒歩10分程)の少し手前より雪があり豆打平 (1900m位)辺りまでは数cm
・豆打平の先、ジグザグに登る所に水が染み出している箇所があり登山道が完全に凍結しています。ちょっと長いので注意。
・蝶沢(道標のある涸沢)を渡るところ(2200m位)より先は少し増えて15〜30cmこの沢は積雪期は雪が多いらしく潅木が水平に生えています。
・森林限界は2600m近く、2500m辺りから木が薄くなり潅木帯となります。
 →同時期の雪が多い時に登った時はこの潅木帯が完全に埋もれて夏道がさっぱりわからなくなっていたことがありました(山腹を直登しま した)。
・稜線にはほとんど雪はないもののヒュッテ周辺の吹き溜まりで水の確保は出来ました。
・気温は-8度(12/3am6:30稜線)
・幕営装備で登り5時間下り3時間(休憩込み)でした。

槍ヶ岳

常念岳

2200m付近

 雪山ハイク
 山の手帳 



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