ちょっとバリエーション
ちょっとバリエーション」は、「山の手帳」の山行のうち、主として百名山完登(1998年)以降で、クライミングの要素が含まれているルートに関するものを紹介しています。
ただ、万年初心者なので,いわゆる「本ちゃん」ではなく、基本的には、一般難コース(西穂-奥穂等)からバリエーション初心者(入門~初級)ルート、すなわち、鎖等のない岩稜縦走、短い岩壁を含む岩稜登攀等を対象としています。 
なお、マルチピッチクライミングを含むルートは当然ですが、「バリエーション」と明記したものは、通常、クライミング・ロープ(ザイル)を携行・使用するルートです。
 
「北鎌尾根(無雪期)」等、バリエーション初心者レベルで岩稜縦走タイプのものは、一般難ルートとの境界が曖昧で、ロープの要否がよく話題になりますが、いわゆるベテラン(クライミングを含む技術・経験が十分あり、現在も維持している人)を除き、ロープの携行が望ましいと思います。
※バリエーションルートのグレードは、アラビア数字で表示したものがルートグレード(アプローチ・時間等を含めたルート全体の難易)ローマ数字で表示したものが最高ピッチグレード(最も困難なピッチの岩場のグレード)を表しています(UIAA表示)。
(凡例)チンネ左稜線4級下/Ⅴ/③⑤⑥⑧⑨/3~5時間/440m13P
ルートグレード4級下/最高ピッチグレードⅤ/グレードの出典:下記の参考文献番号/取付~終了点の標準時間3~5時間/ロープスケール440m標準ピッチ数13P
最高ピッチグレードについては、フリークライミングでⅥ以上はデシマル表示とします(Ⅵ=5.9)。
ルートグレード・最高ピッチグレードは、同じルートでも、季節等で登攀方法が異なる場合(無雪期と冬期)、グレーディングされた年代が異なる場合には、差異が生じることがあります。また、ルート間の相対的な難易は、それぞれのルートのタイプが異なる場合は(縦走・マルチピッチクライミング・沢登り・アイスクライミング等)、グレードによる単純比較は困難です。
そこで、グレード表示に当たっては、その季節、参考文献の番号(下記参照)、登攀タイプ等を併記することにしました。
なお、グレード表示とは別に、初心者(入門~初級)・初級・中級等、難易等級を表示しておりますが、これは、基本的に、チャレンジアルパインクライミング(廣川健太郎著・東京新聞出版局・2005年発行)を参考にしております。
参考文献
 ① 日本マルチピッチ・フリークライミングルート図集 菊池敏之著 山と渓谷社 2011年版
 ② 東京起点沢登りルート120  宗像兵一編 山と渓谷社  2010年版
 ③ チャレンジ!アルパインクライミング北アルプス編 廣川健太郎著 東京新聞出版局  2005年版
 ④ チャレンジ!アルパインクライミング南アルプス・八ヶ岳・谷川岳編 廣川健太郎著  東京新聞出版局  2005年版 
 ⑤ Rock&SnowBooksアルパインクライミング 遠藤晴行編 山と渓谷社 2001年版
 ⑥ 改定日本の岩場(下) CJ編集部編 白山書房  2001年版
 ⑦ 改定冬期クライミング 西村豊一著 白山書房 1998年版
 ⑧ 日本のクラシックルート-アルパイン・クライミングルート集- 山と渓谷社編   1997年版 
 ⑨ 日本アルプス特選100コース 山と渓谷社編  1977年版 
   
ちょっとバリエーション1995年~2008年
2012以降 
 2009~2011
2006~2008 
 2002~2005
 2001
2000以前 
チンネ左稜線
滝谷ドーム中央稜
大同心雲稜ルート
GWの北穂東稜
二子山中央稜
剱岳八ッ峰主稜
6峰Cフェース 
甲斐駒鋸岳縦走 
槍ヶ岳北鎌尾根
前穂高岳北尾根
剱岳源次郎尾根
表妙義縦走
西穂槍ヶ岳縦走 
ルート メ モ(印象等)
2008 
9月剱岳八ツ峰・6峰Cフェース
主稜上半縦走
北アルプス北西部
熊の岩ビバーク2泊3日
 無雪期バリエーション初級(マルチピッチクライミング+登攀を含む岩稜縦走)
 八ッ峰Ⅵ峰Cフェース:2級・Ⅲ(1997年・2005年)/200m・3時間
 八ッ峰主稜上半縦走:1級・Ⅲ(1997年)/2時間
技術的には北鎌・北尾根より少し難しい、実力不足で時間かかりすぎ。
Cフェースは易しいし危険度も低い割りに高度感があり記念写真を撮るポイントもあってコスト(労力)パフォーマンスが高い。主稜下半をやらないならCフェース+上半縦走はお勧め!
*当初剣稜会ルートを登っていたがルートミスして2P目~4P目にかけてRCCルートを登った。
2007 
9月前穂高岳北尾根・明神岳主稜
 北アルプス南部・穂高連峰
 涸沢ヒュッテ・穂高岳山荘2泊3日
無雪期バリエーション初心者(マルチピッチクライミングを含む岩稜縦走)
前穂北尾根:<無雪期>1級/Ⅲ/⑥/<残雪期>3級上(③)
明神主稜:Ⅲ(Ⅱ峰の登り)
 北尾根は雨の登攀。明神は下山路に虫の多い長ーい痩せ尾根
 明神主稜は、登るより下降に利用する方が楽しいと思う(懸垂の練習が目的なら別だが)。体力的に楽だし明神Ⅱ峰は登らないと主稜の楽しみは半減する。ただⅡ峰の登りは短いので、登りを明神主峰東稜か前穂北尾根とするのがベストプランか。
2006
pagetop 
10月戸隠西岳P1尾根
   信越国境・戸隠連峰
戸隠キャンプ場幕営1泊2日
一般難ルートバリエーション入門レベル冬は完全なバリエーション)。急な泥岩壁・笹の痩せ尾根(刈った笹が放置されていて恐ろしく滑る)、見た目より危険度は高い。ロングコースで鎖場の下降は要注意!!
技術的には表妙義縦走と同等だが、こちらの方がロングコースで危険度が高い
2006
8月剱岳北方稜線 renewal  
北アルプス北西部
別山平幕営・池の平小屋泊2泊3日
無雪期バリエーション入門(岩稜縦走・雪渓)
Ⅱ級くらいの岩場歩き(鎖なし)多様な技術(ルートファインディング・雪渓歩き等)を要する点で西穂奥穂より難。小窓雪渓の下りで迷う。
2006
8月表妙義金洞山
西上州・妙義山
  当日早朝発日帰り/中之岳神社より
一般難ルートハイグレードハイキング・バリエーション入門レベル)但し、鷹戻し~東岳の核心部はⅢ~Ⅳくらいの岩場で、鎖がなければ谷川岳一の倉沢烏帽子岩南稜と遜色ないレベル(最高レベル鎖場)。
西穂~奥穂の岩場より難しいので、ご注意!!個々の鎖場は15m程度なので、空いているときなら(夏)、「クライミング入門者」には、鎖を使わずロープ確保して登降すると、良い練習になると思う。特に鷹戻しや東岳側の岩峰(2段25mの鎖場)はそれぞれ2Pのマルチピッチの練習にもできる。ランナーは鎖場の中間支点が利用でき安心。
 ※ここの岩は脆くリングボルトは利いていないことがあるので、利用しない方が無難、やむを得ず使う場合は、新しくても必ずチェックが必要。
2005 懸垂失敗のショックでこの手の山はお休み
2004




pagetop 
8月表妙義金洞山
西上州・妙義山
当日早朝発日帰り/中之岳神社より
一般難ルートハイグレードハイキング・バリエーション入門レベル)但し、鷹戻し~東岳の核心部はⅢ~Ⅳくらいの岩場で、鎖がなければ谷川岳一の倉沢烏帽子岩南稜と遜色ないレベル(最高レベル鎖場)。
西穂~奥穂の岩場より難しいので、ご注意!!個々の鎖場は15m程度なので、空いているときなら(夏)、「クライミング入門者」には、鎖を使わずロープ確保して登降すると、良い練習になると思う。特に鷹戻しや東岳側の岩峰(2段25mの鎖場)はそれぞれ2Pのマルチピッチの練習にもできる。ランナーは鎖場の中間支点が利用でき安心。
※但し、ここの岩は脆く、鎖場の支点以外は信頼できない。特にリングボルトは利いていないことがあるので、利用しない方が無難。やむを得ず使う場合は、新しくても必ずチェックが必要。懸垂中に真新しいボルトが抜けて転落(kn)死ぬかと思った。練習するならヘルメット必携。
2004
4月二子山西岳東岳
西上州・二子山
当日早朝発日帰り/股峠より
一般難ルート(ハイグレードハイキング・西岳上級コースは現在鎖なくバリエーション入門レベル)
 〇東岳コースは出だしに足下が見難い鎖場がある(ハイグレードハイキング)。
 〇西岳一般上級ルートは、取付きが分かり難かったが、このときは、そこに鎖が付き目印になった。→これは地元の有志によって一時的に設置されていたもので、現在は撤去されている(安易に登らないための配慮とのこと)。
 頂稜部は高度感がありちょっと怖い!西岳上級コースも若くてバランスのいい人ならクライミング経験がなくても何とか登れるが、下降は、Ⅰ峰中央稜を登れるくらいのクライマーでないと危険!
2003
 
9月甲斐駒・鋸岳縦走 renewal
南アルプス北部
中ノ川乗越幕営1泊2日
一般難ルート道標・鎖設置前でバリエーション入門レベル)。
大ギャップ周辺のルートファインディングが難しかった。
2003
pagetop
8月表妙義金洞山
西上州・妙義山
当日早朝発日帰り/中之岳神社より
一般難ルート鎖はあるがバリエーション入門レベル)
鷹戻し~東岳の岩場自体はⅢ~Ⅳくらいで鎖がなければ谷川岳一の倉沢烏帽子岩南稜と大差ないレベルに感じた。現在の一般ルートとしては最高レベル
中之岳神社-主稜のコル-西岳鎖なし・バリエーション入門)-主稜のコル-中之岳-東岳-鷹戻し-中之岳神社
西岳は短いが急な岩場のトラバース・痩せ尾根の通過がある。岩場自体は鷹戻しより易しいが鎖はなくバリエーション入門ルート
2002







pagetop
9月槍ヶ岳北鎌尾根    
北アルプス南部
北鎌沢出合及びP14ビバーク2泊3日
+車回収1日
無雪期バリエーション初心者(短い登攀を含む岩稜縦走)
Ⅲ(独標トラバース及び大槍の各1ポイント)・2泊3日 
貧乏沢下降-北鎌沢右俣-北鎌尾根上半(独標はトラバース道中間より直登)-槍ヶ岳
岩稜歩き主体で登攀箇所は短く容易だが、ルートミスをすると途端に困難になる。また、ロングコースなので、天気の急変等リスクも高い。十分な山歩きの経験(ビバーク経験含む)と初歩のクライミング技術を身に着けてから臨むべきルート。
 →この時はルートミスでタイムアウトし(ちょっとしたクライミングとなった)、稜線ビバークとなってしまった。
トラブル時使う可能性があるので、ロープワークを身につけた上で、φ8mm*30m程度のロープは持参すべきだと思う(ロープを使えない人は行くべきでない)。
2002
8月阿弥陀岳南稜
八ヶ岳/当日未明発日帰り
 
P3リッジ直登この部分だけバリエーション初心者ルート
 阿弥陀南稜は一般ルートではないが、無雪期で、P3をその左のルンゼから巻く通常のラインで登った場合は、破線一般ルートレベル(フィックスロープがあるが使わなくても登れる)。
 北鎌の足慣らしに登った。
2002
4月阿弥陀岳南稜
八ヶ岳/無名峰の先ビバーク1泊2日
ページtopへ
冬期バリエーション入門(一部登攀のある雪山縦走):1級/Ⅲ-/④
/全行程1日~2日
幕営1泊2日
舟山十字路-阿弥陀岳中央稜との分岐-南稜取付-立場山-青薙ぎ-無名峰-(幕営)-P1P2-P3ルンゼルート-P4(巻く)-阿弥陀岳-往路下山
2001
11月小川山ガマルート
奥秩父
フリークライミング・初心者向けマルチピッチルート
3ピッチ目は5.9のフレーク下のトラバース
 2001
pagetop
8月前穂高岳北尾根
北アルプス南部・穂高連峰
涸沢ヒュッテ幕営2泊3日
無雪期バリエーション初心者マルチピッチクライミングを含む岩稜縦走)
<無雪期>1級/Ⅲ~Ⅳ/⑥)/<残雪期>3級上(③) 
 Ⅳ峰はルートファインディングと浮石注意。
Ⅲ峰は易しい岩稜登攀。一応マルチピッチとなるので(3P~4P)、初心者同士で行く場合は、必ず、事前にゲレンデ等でマルチピッチの経験、ロープワークの練習をしてから臨むべきコース。
涸沢ベースで日帰りコースだが、マルチピッチクライミングを含んでおり、長い岩稜縦走である北鎌尾根より、登攀技術のハードルは高いので(質的に難しい)ご注意!
2001
8月剱岳源次郎尾根renewal
北アルプス北西部
別山平幕営2泊3日
無雪期バリエーション初心者(岩稜縦走・ルンゼ登攀(ルンゼコース))
<無雪期>1級/Ⅲ~Ⅳ/⑧/
先行者がなく落石の心配があまりなかったので下部はルンゼルートを登った(一般的にはルンゼの右岸側の尾根を登る)。ルンゼは尾根に上がるまではⅢ・5~6mの岩場(涸れ滝)が数か所あり、その部分だけビレーして登った。一箇所Ⅳ・10m以上の涸れ滝があるが(ノーピン)、右岸側の草付から巻いた。尾根に上がってからは、基本的に岩稜歩き。
技術的にはⅡ峰からの30m懸垂下降があるため、ロープが必要だし、懸垂下降の経験があることが最低条件。
別山平(剣沢幕営地)を出てから剣山荘まで給水できないので(本峰から別山尾根を下る場合)、水の管理には注意。
2001
8月小川山ガマルート
奥秩父
マルチピッチ・フリークライミング・初心者
3ピッチ目は5.7の巻き道
2001
7月剱岳チンネ左稜線八ツ峰6峰Aフェース
北アルプス北西部
真砂沢ロッジ泊・熊の岩ビバーク2泊3日
無雪期バリエーション初中級(マルチピッチクライミング)
チンネ左稜線:4級下/Ⅴ/③
八ツ峰6峰Aフェース魚津高ルート:3級/Ⅲ+/③
鷹取スクールのルートクライミング講習(monchanのみ参加)
初日は黒部ダムから真砂平まで(小屋泊まり)。2日目に、三ノ窓雪渓からアプローチしチンネ左稜線登攀、長次郎谷右俣を下りて熊ノ岩ビバーク。3日目は、八ッ峰Ⅵ峰Aフェース魚津高ルート登攀後黒部ダムへ下山。
剱岳八ッ峰周辺の岩場は、アプローチが雪渓(三ノ窓雪渓は現在氷河と認定)のクライミングルートで、日本では珍しく無雪期でもアルパインクライミングのルートといえるもの(厳密には氷雪のない無雪期クライミング(無雪期の本チャン)はアルパインクライミングと呼ばないらしい)。
クライミングだけでなく、自分たちで本チャンをやる上で、ビバーク等のサバイバル技術等いろいろと得る所の多い講習だった。でも、チンネは体力勝負(monchanの感想)。
2001
5月谷川岳一ノ倉沢烏帽子岩南稜renewal
上越国境・谷川連峰
    
無雪期バリエーション初級(マルチピッチクライミング):3級上/Ⅳ+/④ 
鷹取スクールのルートクライミング講習
「烏帽子南稜やチンネ左稜線は、特に技術はいらない」と師匠が言っていた。南稜は、確かに、全体としては比較的容易なルートと感じた(フォローだったから)。但し、最終ピッチの最上部の一手は(そこだけⅤ-~Ⅴ)、ムーブが分からず、張ってもらわないと登れず悔しかった。こんな調子では、このクラスのリードが出来るようになるのはいつのことやら・・・・。蛇足ながら「南」ではなく、「南」です。
 2001
4月小川山屋根岩2峰セレクション
奥秩父
 
マルチピッチ・フリークライミング初級(6P/最高ピッチグレード5.9(Y字クラックは左ライン))/鷹取スクール・フリークライミング講習
雨のスラブ登攀は厳しい!!
2001
4月阿弥陀岳南稜
八ヶ岳/無名峰ビバーク1泊2日

   
冬期バリエーション入門:1級/Ⅱ~Ⅲ-/④/1泊2日
幕営1泊2日
舟山十字路-阿弥陀岳中央稜との分岐-南稜取付-立場山-青薙ぎ-無名峰-(幕営)-P1P2-P3ルンゼルート-P4(巻く)-阿弥陀岳-往路下山
2001
1月高岩碧岩・大岩
西上州
ページtopへ
一般難ルート(ハイグレードハイキング)
MMLのメンバーと高岩及び碧岩・大岩に再登。ロープワークの練習。積雪があり、おもしろかった。
高岩(雄岩)は鎖がついたチムニー登り、碧岩は鎖のない急な崖状の登り、大岩は碧岩より傾斜は緩いが鎖のない脆い岩稜登りある。何れも短いが、クライミング入門者がロープワークの練習をするのに良いレベル。
2000





pagetop  
9月北穂高岳東稜renewal
北アルプス南部・穂高連峰
 
無雪期バリエーション入門(岩稜縦走)
鎖がない分、西穂奥穂より技術的に難しい。ゴジラの背は見た目ほどではなかった(但し馬の背より高度感があり危険)。
8月長次郎谷より剱岳renewal
北アルプス北西部・剱岳
 
バリエーション入門(雪渓)
雪渓状態がよく問題なかった(雪渓状態で難易度が変わるので注意)。いつかは行きたい八ツ峰。
 2000
8月阿弥陀岳南稜
八ヶ岳
P3リッジ直登この部分だけバリエーション初心者ルート)。
一般ルートではないが、無雪期で、P3をその左のルンゼを登って巻く通常ラインなら破線一般ルート同等レベル。
P3リッジ直登は短いがルンゼより面白い、但し岩が脆い(要ロープ)。
 2000
6月碧岩・大岩renewal
西上州
一般難ルート(ハイグレードハイキング、難所は短いが鎖無し)
碧岩の頂上直下は短いが濡れると滑る泥岩壁。この時は新しいフィックスロープがあり使用しなかったが、状況次第(積雪時等)で使うこともあるので30m程度のロープを持参した方が無難。大岩は相対的に傾斜が緩いが岩が脆くホールドのチェックが必要。
2000
4月裏妙義縦走・谷急山
西上州・妙義山
〇日帰り。
〇国民宿舎裏妙義(起点)より籠沢沿いの登山道を丁須の頭へ登り、そこから谷急山まで主稜縦走。三方境まで戻り巡視道を起点へ下るコース。
【アクセス】上信越道松井田妙義ICより国民宿舎裏妙義まで車で15分
都筑IC=(第三京浜・環八/1時間)=練馬IC=(関越道・上信越道1時間)=松井田妙義IC=15分=国民宿舎裏妙義駐車場
【裏妙義縦走】
〇行動時間8時間1分(写真・休憩等含む)
国民宿舎裏妙義P--35分--木戸--1時間15分--丁須の頭(☆写真・休憩20分)--35分--赤岩基部(道標)--30分--見晴(☆写真10分)--10分--烏帽子岩基部(写真10分)--13分--風穴尾根の頭--12分--三方境--5分--大遠見峠--1分--女道分岐--1時間10分--谷急山(昼食・写真20分)--1時間10分--三方境--45分--馬頭尊--20分--国民宿舎裏妙義P 
〇鎖場は表妙義縦走路より少し容易(表妙義の白雲山くらい)。
●丁須の頭は、鎖もついており、ごぼうでも登ることが出来るが、下りが怖そうなので止めにした。機会があればビレーして登ってみたい。
〇裏妙義縦走路(通常は丁須の頭~三方境)では、①丁須岩~赤岩の途中にある①ほぼ垂直なチムニー(20m鎖)、②赤岩直下の桟道トラバースが難所とされる。
①はホールドが豊富、②は金属製のしっかりしたパネルに取り換えられており(鎖もある),特に問題なかった。
〇赤岩や烏帽子岩は巻いてしまうが、登高意欲を掻き立てられる岩峰だった(登るなら完全にバリエーションのようだ)。
〇谷急山(1162m)は妙義山の最高峰、大遠見峠より先の稜線は小岩峰が連なり(P1~P7)、ちょっと面白い。P2P3間の大ギャップ、P3P4間の小ギャップは北側を巻き問題なし。
1999






pagetop
10月高岩
西上州
一般難ルート(鎖あり・岩場自体は容易ではないが短いので「ごぼう」で対処可)
鎖のある雄岩(男岩)は登れるが、ない雌岩(女岩)南峰(高岩最高点)はクライミング経験がないと無理。雄岩にはチムニーがあり、ロープ確保して、鎖を使わずに登ればバックアンドフットやステミングの練習ができる(Ⅲ+~Ⅳ-)。岩場自体のグレードは低くはないが、ごく短いので「ごぼう(両手で鎖を掴んで登る)」で容易に登れる。但し、裏妙義→表妙義→戸隠西岳P1リッジ等ロングコースにも挑戦するなら、ここで、前述のような練習をしてみるのも良いと思う。
 1999
10月赤岳天狗尾根renewal
八ヶ岳
 
無雪期バリエーション入門(岩稜縦走)
大天狗(Ⅳのクライミング)の基部でびびった。もちろん巻き道、無雪期の阿弥陀南稜(ルンゼ)より難しい
 1999
9月阿弥陀岳南稜
八ヶ岳
P3は左のルンゼを登って巻くノーマルライン。
冬はバリエーション入門ルートだが無雪期は易しめの破線一般ルートレベル。
 1999
8月西穂高岳槍ヶ岳縦走
北アルプス南部
西穂山荘・北穂山荘・槍ヶ岳山荘泊3泊4日
   
一般難ルート(ハイグレードハイキング・鎖あり)
西穂-奥穂はⅡ級くらいの岩場が連続する。念願の槍穂高完全縦走。いつかは行きたい北鎌!
表妙義や戸隠西岳P1尾根などより鎖場の難度は低いが、高所にあるため、気象条件が厳しく、途中で天候悪化した時の判断等、別の面で前者より難しい。
 1999
6月表妙義縦走renewal
西上州・妙義山
 
一般難ルート鎖はあるが危険度が高くバリエーション入門レベル)
鷹戻し~東岳の岩場自体はⅢ~Ⅳくらいで鎖がなければ谷川岳一ノ倉沢烏帽子岩南稜と大差ないレベルに感じた(一ノ倉沢烏帽子南稜が易しいという意味ではない)。現在の一般ルートとしては最高レベル。

2度目のトライで達成(妙義神社→中之岳神社)
※ 鎖場は西穂~奥穂より難しい(より急でホールド・スタンスが細かい)。
縦走の場合最初と最後に困難な鎖場(奥の院・鷹戻し)があり体重に比して腕力がない人(中高年)がゴボウで登ると最後の鎖場の下りで危険な状況になりやすい(滑落)。中之岳神社→妙義神社方向の縦走がやや安全度が高い(∵元気なうちに核心の東岳~鷹戻しを通過できるから)。
 1999
4月表妙義縦走
西上州・妙義山
 
一般難ルート鎖はあるが危険度が高くバリエーション入門レベル)
鷹戻し~東岳の岩場自体はⅢ~Ⅳくらい
で鎖がなければ谷川岳一の倉沢烏帽子岩南稜と大差ないレベルに感じた。現在の一般ルートとしては最高レベル。
東岳手前の2段25m鎖場の下段でKnが滑落したためこのときは東岳中之岳間未踏。※クライミング経験がない人は、ロープ持参で少なくとも
懸垂下降が出来るようになってから臨むと、万が一の時も安心(安全)。
1995
9月焼岳・西穂高岳・奥穂高岳縦走
北アルプス南部
西穂山荘・涸沢ヒュッテ泊2泊3日
ページtopへ
一般難ルートハイグレードハイキング)
西穂-奥穂間はⅡ級くらいの岩場が連続するロングコース。
一般登山者にとってはちょっと本格的な岩稜歩き
 
   
ちょっとバリエーション1995年~2008年
2012以降 
 2009~2011
2006~2008 
 2002~2005
 2001
2000以前 
チンネ左稜線
滝谷ドーム中央稜
大同心雲稜ルート
GWの北穂東稜
二子山中央稜
  
剱岳八ッ峰主稜
6峰Cフェース 
甲斐駒鋸岳縦走 
槍ヶ岳北鎌尾根
前穂高岳北尾根
剱岳源次郎尾根
表妙義縦走
西穂槍ヶ岳縦走 

山の手帳   

 
 


inserted by FC2 system