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③T1にあるペツルのボルトを支点にしてT2へ懸垂下降し、④T2よりバンドを東方へ辿ると中央稜の取付テラスに至る。 |
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8:18~32 T1からT2への懸垂下降は25mぴったりだった。 |
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8:33 T2より広いバンドを辿ってドーム中央稜取付(↓)へ向かう。手前のスカイラインが中央稜、左画像の背後は第二尾根。 |
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1P目:階段状フェース~オフウィドゥス~チムニー(40m・Ⅳ) |
中央稜取付テラス8:37/9:10L--->終了点(CSの上)9:56F |
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画像にカーソルを合わせると1P目のルートイメージが表示されます。
a辺りからコーナーのクラックに入り、長ーいチムニー登り。bの裏側付近にあるチョックストーン(CS)の上が1P目の終了点。 |
行動食で補給し登攀準備。いつも通り奇数ピッチはKniferidge、偶数ピッチはMonchanがリードすることになった。
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クライミングシューズに履き替えてみると、バットレスの時は全く平気だった靴がきつい、どうも足が浮腫んでいるようだ。足の爪を切り忘れたこともあって、目いっぱい靴ひもを緩めても当たって痛い。爪切りを忘れており、終始苦痛に耐えながらの登攀となった(Kniferidge)。・・・。 |
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1P目は、顕著なクラックのあるフェースを登り、中間部より右コーナー内のクラック(オフウィドゥス~チムニー)に入る。狭いチムニーを出口まで登り、チョックストーン(CS)の上か(40m弱)、さらにリッジを一段上がったのテラス(50m)でピッチを切る。 |
前半フェースはすぐ右のカンテ状に手掛かりが多く容易。ただ、出だしから、こぶし大の岩が動き、ホールドのチェックをしながら登った。 |
クラックは、始めのうちは左のカンテ状にホールドがありレイバックも出来たが、上に行くとほぼ垂直、ホールドも乏しくなり(ピンは豊富なので安心)、バックアンドフットで登らざるを得なくなった。ネット情報に「ザックをハーネスのギア・ラックにぶら下げて登った」とあったが、確かに、チムニーにしては幅が狭くザックを背負ったままでは、身動きが出来なくなりそうだ。途中の安定したレッジでザックを下ろす序にサプリで喉を潤す。 |
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右画像の人物(kniferidge)がいるところが、上記ルートイメージのa地点。下から見上げると終了点は近そうに見えるが、実際には半分にも達していない感じ。後半のクラック登りが中々手強く、リードの登攀時間の比率は、前半(~a)/後半(a~b)=1/5だった。 |
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クラックに対して右向きになり、背中と膝・足のフリクションを利用して身体をずり上げるも、遅々として進まなかった。ホールドが乏しいこともあるが、クラックサイズが腰から膝までの長さに比べ狭すぎて、両側の壁に対して直角に身体を入れられない(力が入り難い)からだと思う。このピッチは文献4ではⅣと記述されていたが、近所のクライミングジムの5.9のチムニーよりは幾分簡単とはいえ、途中でレストしながらでないと登れず(前述のもの以外にもレッジはある)、体感ではⅤ以上に感じた(難しいというより長くて疲れる)。 |
核心は、CS手前の左壁が被り気味になっているところ。ここは左に一歩出て小さく巻いて越えた。CSの上の終了点(ピトン)は窮屈だし、一段上のテラスのことは、他の人の記録で知っていたが、クイックドローもスリングも使い果たしており(合わせて12~13本)、CS上でピッチを切った。 |
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1P目上部のチムニー。チムニーにしてはサイズが小さく(オフウィドゥスと言った方が妥当?)登り難い。出口にCSがあり手前の左壁が被り気味(左画像)。 |
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