滝谷ドーム中央稜と涸沢紅葉狩り
(北ア南部穂高連峰・9月末~10月初)/前夜発2泊3日(涸沢野営場) |
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アタック日は3時過ぎに起床。4時前に水場に行ってみると北尾根に行く数パーティーが準備中。
kniferidgeはmonchanが担いできたザックに、monchanはサブザックに、それぞれロープ・クライミングシューズ・ギア類、雨具・防寒具・ツエルト、水・行動食等を配分して入れ、ヘルメットとハーネスは予め着用して、出発した。 |
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涸沢4:30--(ヘッデン歩き)--南稜取付5:30/40--北穂分岐6:40 |
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5:30過ぎ東側の空が焼けてきた |
常念山脈の先に頸城の山が見える |
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最初の1時間くらいはヘッデン歩き、バットレスの頃と比べ、やはり明るくなるのが遅くなっている。先行者はなく、ゴルジュの辺りで振り返った時に、漸く眼下に登ってくる灯りが見えた。一方、北尾根は数パーティーが取り付いており、先頭はⅤ峰に達しているようだった。
出発時は少し肌寒かったものの、この頃には雨具では、少し暑いくらいになっていた。南稜の梯子を登ったところで朝焼けの写真を撮る。ほとんど風のない穏やかな天気、結構赤くなって、新雪期なら、絶好の写真日和だろう。 |
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北穂南稜より南側の風景 |
北尾根6峰(手前右)の左奥に南アルプス北部の山々、その後ろに富士山 |
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北穂のテン場は5~6張のテントがあり、皆、撤収作業中。昨日ここまで上がっていれば、朝ゆっくりできたろうが、夜、寒そうだし、何といっても雪のない季節は水場がなく、北穂小屋まで遠すぎるのが難点。北穂ベースなら、私たちは、やはり小屋泊まりだろう。
北穂分岐から北穂南峰の少し西側の稜線に出て、滝谷方面の様子を観察。日の出の頃より雲が多くなり、少し風も吹いてきた。予報では低気圧が北上しているとのこと、風向きは南東で滝谷は風下のはず。これ以上崩れなければよいが・・・・。 |
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北穂分岐6:40--第三尾根への下降点7:10--(*)--懸垂下降点(T1)8:18--ドーム中央稜取付8:37(*)ルートミスによるタイムロス約30分 |
ところで、ドーム中央稜は、ドームから派生する3本の尾根のうち真ん中のもので、奥穂方面の縦走路から中央稜の右隣の第三尾根を経由してアプローチする。
もう少し具体的に、記述すると、次の通り。
まず、①第三尾根への下降点は、縦走路がドームを涸沢側から巻いて滝谷側に出たところ(鎖場になっている)。
下降点から②ガリー(C沢右俣左沢のツメ)の踏跡に入り、すぐ右に折り返して、第三尾根の左側(南面)に沿ってT1*まで下る。
③T1にあるペツルのボルトを支点にしてT2*へ懸垂下降し、④T2よりバンドを東方へ辿ると中央稜の取付テラスに至る。 |
*最終頁末尾に掲げた4つの文献のトポには、いずれにも、第三尾根上に3つのテラスが記載されていたが(T1~T3と表示されている)、実際には5つ以上のテラスがあるようで、文献間で、T1、T2に対応するテラスの位置が異なっていた。どの立場が一般的なのかは、分からないが、最近は文献4を参照する人が多いし、懸垂下降支点の位置の理解には好都合なので、ここでは、文献4の立場を採った(T1からT2へ懸垂下降)。 |
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①第三尾根への下降点は、縦走路がドームを涸沢側から巻いて滝谷側に出たところ(鎖場になっている)。 |
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(左画像)6:40北穂南峰近くの稜線。槍ヶ岳と北穂高岳北峰・南峰、その下はC沢左俣 |
(右画像)6:50縦走路を下ってドームへ向かう。 |
縦走路は始めは滝谷寄り、その後は涸沢側を巻くようについている。 巻き終わって奥穂側基部に下りる際、鎖場がある(北穂分岐から初めての鎖場)。これを下りきったところから一般道と分かれ、浮石の多いルンゼ(C沢右俣のツメ)に付いた踏跡を下降する。 |
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(左画像)6:52ドームの手前から涸沢側巻道に入る。 |
(右画像)7:07~10第三尾根への下降点(→)。稜線の方は(一般道)、行く手に屏風のように立ちはだかる涸沢岳西尾根が見える。
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ちょいバリ2013年 |
その1 |
その2 |
その3 |
その4 |
城山南壁
南西カンテ |
城山南壁
南西カンテ |
二子山西岳
Ⅰ峰中央稜 |
子持山獅子岩
南東壁 |
その5 |
その6 |
その7 |
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西丹沢
大滝沢
マスキ嵐沢 |
北岳バットレス
第4尾根 |
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