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主稜1P目(50m・クラック(X-)〜リッジ(V)) |
第4尾根テラス9:03L〜終了9:30F |
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このピッチは、出だしの5〜6mのクラックが核心で、それを突破すれば、長いけれど易しいリッジ登りが続く。 |
核心のクラックは、その両側のスラブやカンテを使ってステミングやスメアで登ることもできそうだが、下部にホールドが乏しくフリクションがいまいち。特に、出だしの一歩目はクラックに足を突っ込んで立ち込むのが確実だが(フットジャム)、こぶしを入れてブロック(ハンドジャム)しないと、フリーで登るのはちょっと大変(1本目のピンはプリクリップでき、A0なら何でもない)。出だしからA0というのは験が悪いので、気合を入れて素手でジャミング。でも、ハンドジャムが必要だったのは2,3手、多少でもジャミングの練習をしたことがあれば、問題なく登れるレベルだった。ただ、足は、幅が狭すぎて痛かったり、逆に広がっていてズルズル滑ったりと(中間部)とちょっと嫌な個所があった。ピンは出だし以外は少なく、カムを2本使用(キャメロット#3,#0.5)。 |
なお、妻は、クラック嫌いのせいか、「今回ではここが一番の核心」と感じたそうだ。 |
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↓が1P目の終了点。ビレーポイントは
テラスのリングボルトと灌木を利用。 |
雪渓の残る大樺沢左俣、これに合流する3つの沢(左からバットレス沢・C沢・D沢)が確認できる。 |
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50mいっぱいまでロープを伸ばし、「ピラミッドフェースの頭」が頭上に迫る広いテラスでピッチを切った。終了点は『チャレンジアルパインクライミング(廣川健太郎著・東京新聞出版局)』のトポの2P目中間あたりに相当するようだ。 |
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主稜2P目(50m・階段状〜バンド〜リッジ・V) |
取付9:38L〜終了10:01F |
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2P目は、妻のリードで@取付から階段状の岩場を一段上がり(左画像)、A次いで短いバンド歩き、Bさらに『白い岩のクラック』と呼ばれるホールド豊富な長いスラブを登り、50mいっぱいでピラミッドフェースの頭の裏の第一コルまで。 |
ここまでトポの3Pを2Pで登ったことになる。第一コルと次のピッチの終了点の第二コルは僅かな距離、本当は妻には第二コルまでロープを伸ばしてもらいたかったのだが・・・。事前に打ち合わせていなかったので、Bの出だしまで登って、今回から導入した特定小電力トランシーバーでその旨の連絡を試みるも、混信して通じず。 |
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主稜3P目(15m・リッジ(V)) |
取付10:04L〜終了10:09F |
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↓が第二コル。短いし易しいので肩がらみビレー。 |
というわけで、3P目は、私のリードで第一コルから第二コル(水平な広目のテラス)までの僅か15m程(トポの4P目)。
大岩を積み重ねたようなリッジ右側の容易な登りで、次のマッチ箱ピークまでも30mなので(トポの5P目)、繋いで登るか迷った。ただ、トポ5P目の出だしの垂壁は短くとも一応核心とされる箇所(X)、初見なので慎重を期すことにした。 |
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主稜4P目(35m・垂壁(X)〜リッジ(V)) |
取付10:18L〜終了(マッチ箱)10:34F |
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4P目は、トポの5P目相当。@目の前の3角形の垂直に近い壁(5m弱・X)を登り、続くA高度感のあるリッジをマッチ箱の頭まで(30m・V)。 |
@は、まず、1本目をプリクリップ。ところが、一見すると一歩目と思われる箇所が(右足)、スメアだしホールドが乏しく、リードの妻は、躊躇していた。交替しようかと声をかけると、左端にある小さなコーナー状のホールドに気が付き、左足で先にそこに立った。すると、かかりの良いカチが取れ、右足スメアもスムーズにクリア。中間部はカチの連続で、コーナーに2本目のクリップ。上部は右上して、右側のカンテを取れば核心は終了。
第2コルは広いテラスだし、高さがないのでボルダ―感覚で思い切って登れば、ここは然程難しくないと思う。また、フリーに拘らず1本目のヌンチャクを引けば(A0)、容易に登れるので気が楽。
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ちょいバリ2013年 |
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