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下部岩壁1P目(dガリー大滝)40m・スラブV+ |
取付6:42L〜終了7:05F |
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1P目出だしは急なスラブから(左画像) |
先行者がいないようなので、下部岩壁は、dガリー大滝を登ることにした。取付は左上バンドの下部から。1P目は、大滝左端の急なスラブを一段上がり(V+)、右岸沿いのホールドの多いスラブを登って、大滝落ち口の一段下まで(終了点あり)。ピトン、リングボルト等は比較的多かった。 |
なお、ロープは2本持っていたものの(細めのシングル用とダブル用)、dガリー大滝からのアプローチなら真っ直ぐなラインとなるので、時間短縮を図ってシングルロープで登った(結局全ピッチシングル)。 |
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下部岩壁2P目(dガリー大滝)凹状スラブ25mV |
取付7:13L〜終了7:29F |
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2P目は、大滝のフォールラインに沿って登る。出だしはやや急だけど、すぐにホールドの多い容易な岩場となった(V)。落ち口を過ぎdガリーがやや左に向きを変える辺りに終了点があり、そこから頭上の横断バンドへと凹角が続いていた(3P目)。リードした妻は、この終了点を見落とし、dガリーをもっと上まで登っていた。その先から横断バンドにアプローチすることも可能なようだが、凹角の取付きが既に判明しているので、引き返してもらった。 |
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下部岩壁3P目35m・階段状〜凹角(V+) |
取付7:35L〜終了7:58F |
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中間より上は凹角 |
横断バンドより3P目終了点を俯瞰 |
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下部岩壁3P目は、出だしは階段状の岩場、上は顕著な凹角、中間部に数手のやや細かい箇所があった(V+)。このピッチは凹角までピンが少なかった。 |
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下部岩壁4P目30m横断バンド・トラバースV |
取付8:04L〜終了8:18F |
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下部岩壁4P目は、3P目終了点より横断バンドに上がり、ハング下をトラバース(30m・V)。幅は広いが外傾気味で高度感がある。 |
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ハング下の
バンド・トラバース |
8:20第4尾根下部リッジ? |
8:32踏跡を辿って
cガリーに出る。 |
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ハング下のバンドトラバースが終わると、灌木の中にcガリー方向に踏跡が続いていた。すぐに段差のある岩場があり、登ってみると、上はテラスで、クラックのあるリッジに取付ける。位置から第四尾根下部リッジのようだ。易しいピッチばかりだった割に時間がかかっており(dガリー大滝下から1時間38分)、下部リッジ3Pはカットし、cガリーの方から巻き上がるプランを採ることにした。 |
私のクライミングシューズは歩くには少々タイトなので、テラスでアプローチシューズに履き替え(妻はそのまま)、ここから第四尾根取付までコンテで歩いた。 |
Cガリー〜ヒドンガリー〜第4尾根テラス |
下部リッジの取付と思しきテラスから明瞭な踏跡を辿りcガリーへ出る。膨大な岩屑が堆積したガレ沢で、湯川谷からザラ峠への登りを連想させたが、勾配が緩いし、右岸寄りを歩けば、安定していて見た目より歩きやすかった。途中小さな沢型が右岸から入ることがあった。おそらくこの沢型を登れば、下部リッジの2P目辺りに取付けそうだが、そのような個所には必ず「4→」とcガリーを登るように指示するペンキ表示があった。10分強のガレ沢歩きでヒドンガリーの出合。数か所、岩に赤ペンキで「4」という表示があり、特定は容易だった。 |
8:41ヒドンガリー出合/〇の所に「4」の表示。 |
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ヒドンガリーの出だしは、ホールドは多いけれど10m弱のやや急なスラブ。クライミングシューズの妻はスタカットに切り替える間もなく、さっさと登ってしまう。つられて私もコンテのまま登ったが、アプローチシューズだと少々緊張した。後でトポを見るとWの表示。知っていればスタカットで登ったのに・・・。ここにも、〇のところに「4」の表示があった。スラブを登りきると灌木混じりの階段状の岩場となり、第四尾根テラスはすぐだった。 |
第4尾根テラス8:53/9:03(準備・休憩) |
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広い第四尾根テラスは、展望もよく、ハイシーズンでなければビバークしてみたいところだった。
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「主稜」ルート最初のピッチは、出だしに核心のクラックがあるので、カム等の準備をする。ところが、ここで使おうと、せっかく買ったジャミンググローブがない。テーピングテープと一緒にテントに忘れてきたようで、がっかり。 |
妻は苛立っている私を尻目に、この日一番の展望を楽しんでいた。それは、雪の白峰三山を撮るために何度も通った鳳凰山で(右画像)、なんだか見守られているように感じ、穏やかな気分になった。 |
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ちょいバリ2013年 |
その1 |
その2 |
その3 |
その4 |
城山南壁
南西カンテ |
城山南壁
南西カンテ |
二子山西岳
T峰中央稜 |
子持山獅子岩
南東壁 |
その5 |
その6 |
その7 |
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西丹沢
大滝沢
マスキ嵐沢 |
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穂高滝谷
ドーム中央稜 |
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このページは「ちょっとバリエーション」に分類されるもののうち、無雪期の山行に関する記録を年次単位に整理するつもりで新設しました。
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