ちょいバリ2013年 
その1 その2 その3 その4 その5  その6
城山南壁
南西カンテ
城山南壁
南西カンテ
二子山
西岳Ⅰ峰
中央稜
子持山
獅子岩
南東壁
西丹沢
大滝沢
マスキ嵐沢
 北岳
バットレス
第4尾根
その7           
穂高滝谷
ドーム
中央稜 
         
 
山の手帳 > ちょっとバリエーション > ちょいバリ2013年
 このページは「ちょっとバリエーション」に分類されるもののうち、無雪期の山行に関する記録を年次単位に整理するつもりで新設しました。
城山南壁・南西カンテ+城山桜(伊豆大仁・2013年3月下旬・日帰り)
 0.はじめに
 しばらく山に行けないでいるうちに、すっかり桜の季節。花見もできて、ちょっとクライミングということで検討したところ、他に思いつかず、今年も城山へ行くことにしました。
 今回は、1月にも登った南壁の西端にある初心者向けマルチルート「南西カンテ」の再登が目的。前回は、入門ルートなのにずいぶん梃子摺り「初見に弱い」ことを再認識する結果となりました。ただ、ルート状況は十分に把握できたので、コンディションさえよければ、朝一スタートで午前中に終えられると踏んでいました。
 1.アプローチ(南壁取付~南西カンテ取付)
 山行日(3/26)は寒気が入って冬のような寒さ(東名を走っているころは3℃)、おまけに、終日晴れの予報が御殿場付近では土砂降り、クライミングどころか花見もダメかも・・・・。出鼻を挫かれた格好だが、諦めずになおも車を走らせると、沼津手前から急速に天気が回復し青空が覗く。全く雨が降った気配もなく一安心。

 8時過ぎに城山登山口に到着、道路の反対側の駐車スペースにはまだ車の姿はない(今日は貸切?)、身支度を整えハイキングコースを登る。ちょっと温まってきたところで『←ハイキングルート ロッククライミングルート→』の道標、ここから直上する踏跡を僅かに登ると南壁取付。

 軽くストレッチを済ませ、とりあえずウォームアップのつもりで、前回もアプローチに使った「ホームボーイ(20m/5.8)」をシングルロープで登る。
南壁のスラブは、ポケットやカチ等ホールドは多いけど、入門レベルでも小川山の同グレードのスラブより急で、目が慣れるまでは、嫌な感じ。この日も調子は今一つだが、何とか終了点まで完登。トップロープをセットし、ウォームアップを続けてもよかったが、そのまま「南西カンテ」へ向かっても対応できるよう装備は整えていたので、さらに「エキスカーション」1P目の最上部をつないで斜上バンドへ上がった(25m)。妻に、もう1本ロープを引いてくるよう指示し、登ってもらう。

 続くバンド上の60mトラバースは、前回同様、妻先行で一応スタカット、ロープいっぱいになってから、残りはコンテ。バンドの先の樹林帯を抜けた小広場が「南西カンテ」の取付、ここまでの所要時間は前回とほぼ同じ。

 ホームボーイ(5.8)を登って斜上バンドへ
辺りが右画像のトラバース入口
 斜上バンドトラバースの出だしは、灌木があり、
まるで登山道のよう
 2.南西カンテ登攀
(1)南西カンテ
 
 灌木帯はすぐ終わり、切れ落ちたバンド歩きとなる  南西カンテ(1~3P)/4Pの登り
 「カンテ」本体は各終了点で細かくピッチを切った場合4P、1~3Pは(以下(1~3P)/4Pの形式で表記)、いずれも15m程度なので、通常は1Pで登ることが多いようだ。順番通りなら私のリードだが、それでは、前回と同じだし、妻が最終ピッチ(6P目)の崩壊した凹角のリードを嫌がったため、「カンテ」の出だしも引き続きリードしてもらうことにした(以降「つるべ」)。
「カンテ」1P目(1~3P/4P)は、西面の階段状フェースから右上気味に取付き、ペツルのボルトのある2P目/4P終了点のテラスより左に折り返し、灌木混じりの岩場を登って立木の終了点(3P目/4P終了点に相当)まで。『日本マルチピッチ』では、Ⅳとなっているものの、全般的に外傾ホールドが多く、下部に1・2手登り難いと感じるところがあった(
『日本100岩場/伊豆・甲信改訂版』では、カンテの部分のグレードは5.7/5.8/5.5/5.5)。

 「カンテ」2P目(4P目/4P)は、歩きに近く全く容易、灌木が多くどこでも登れるので、敢えて言うなら、ルートファインディングに注意というところか。頭上にルーフ岩が現れたら(勿論これは登らない)、右上して微妙な小ハング直下にある終了点まで登る(20m/Ⅱ?)。
(2)ハング越え
 「カンテ」3P目は、小ハングの上にある二間バンドまでの登り。前回も記述したとおり、①小ハング越え(20m/5.9)と②黎明ルート終了点の上のスラブを15mくらい右方へトラバースした後、折り返して二間バンドを左上する(通常は2Pで登りトラバースが5.7)、2通りのラインがある。今回は岩が乾いており、どちらも然程問題なさそうに見えた。リードの妻は、両者を見比べ①を選択した 

 「カンテ」2P目=4P目/4P
は灌木のある岩場歩き。
頭上に登れそうもないルーフ岩が現れる。
 ルーフ岩の下から右上すると、今度は一見容易な小ハングが現れる。その直下が4P目/4Pの終了点。
  ①の場合、被った岩を一段登って(ここまで②と共通)、古いリングボルトで1本目のランナーを取り、階段状を小ハングの下まで登る。小ハングは短いけれどホールドも手足の位置関係も悪く、まともに直上するとちょっと難しく(ピンなし)、膨らんだ岩に立ってハング右端から巻き気味に乗越すラインがよく登られているようだ(ピトンが固め打ちされている)。
 前回は、直上しようとして越えられなかったばかりか、右から巻き上がるラインも足場が濡れていてビビってしまうし、ハングの上に出た後の最初の一手(左手)が苔むした岩で、見た目より難しく感じた(A0になった)。今回は乾いているせいか、妻は予めラインを教えると、簡単にクリアしてしまった。
 小ハングの上は、ごく短いものの、急なスラブがあり、その上の立木が終了点。
スラブは、最後の中間支点を取った後の一歩が(一歩上がるとガバに届く)、フットホールドが濡れているし右手のカチがヌルヌルしていて、前回A0となった。ここも乾いていればなんでもなかった(今回はフォローだからね)。

「カンテ」3P目 小ハングの直登  小ハング直登の核心
 (左画像)    ハング直上(左側)は見た目より難しい(ピンもなし)。右端から巻き上がるラインにピトンが連打されており、こちらがルートらしい。
 はトラバースルート(5.7)
 (右画像)   乾いていれば難しくないが、乗越すところのホールドが乏しく、その1~2手が5.9か?
 城山南壁南西カンテ2013年3月
 その1  その2
 
その1 その2 その3 その4 その5  その6
城山南壁
南西カンテ
城山南壁
南西カンテ
二子山
西岳Ⅰ峰
中央稜
子持山
獅子岩
南東壁
西丹沢
大滝沢
マスキ嵐沢
 北岳
バットレス
第4尾根
その7           
穂高滝谷
ドーム
中央稜 
         
 
山の手帳 > ちょっとバリエーション > ちょいバリ2013年
 
 

inserted by FC2 system